2026.08.10 | 社長ブログ 過去最高益のその先へ。コプロシステムの新年度事業戦略

こんにちは。代表取締役社長の金田です。

新しい事業年度が7月から始まりました。

昨年度は、ファンクラブ運営やキャンペーン事務局、パッケージ商品の開発・販売など、さまざまな新規事業に挑戦し、過去最高益を達成することができました。ご支援くださった皆様に、心より御礼申し上げます。

私たちが取り組んできた事業の根底にあるのは「人が集まる場をどう運営し、高付加価値を生み出すか」。そのための仕組みづくりとマーケティング支援が、コプロシステムの提供するサービスです。

今期、コプログループでは「ロジスティクス事業の強化」「新規サービスの創出」「AI活用」「業務品質向上」という4つの重点施策が掲げられました。受託中心の構造から脱却し、自社サービスとプラットフォームを武器にしていく。そのための土台となるのが、この4領域です。

今回のブログでは、コプログループが掲げる重点施策について、私自身の考えをお伝えしたいと思います。

コプロシステムが品質にこだわる理由

グループの中核企業であるコプロシステムにとって、まず何より重要なのは、業務品質を高めることです。私たちが長年、多くの企業の皆さまから継続してご依頼をいただいてきた理由は、間違いなく「品質の良さ」への信頼にあります。

しかし近年、リモート勤務が増えたことで、コミュニケーションの密度が薄くなり、ちょっとした確認不足や意識のズレが生まれやすくなりました。品質というのは、ルールを増やせば改善するものではありません。私はむしろ逆で、一人ひとりの姿勢や行動、言葉の選び方が変わらなければ、本当の意味で品質は上がらないと考えています。

どれほど良い提案をしても、品質が伴わなければお客様との関係は続きません。新しい事業に挑戦する“攻め”の姿勢を貫くためにも、品質という“守りの基盤”を強くすることは欠かせません。

そのために今期は、出社比率の見直しや社員同士のリアルなコミュニケーションの再構築、本部間の連携強化など、組織全体のつながりをもう一度しっかり編み直す取り組みを進めています。

品質は、人がつくるものです。だからこそ、原点に立ち返り、信頼を守り抜く組織づくりを進めていきます。

下請けからパートナーへ。私たちがめざす次の立ち位置

当社の強みをより多くのお客様に届け、新たな価値を感じていただくためには、新規サービスの創出が欠かせません。その代表例が、イベント管理システム「Q-PASS」です。新規のお客様からの問い合わせが増えているだけでなく、若い社員たちが自信を持って提案できるようになり、営業の幅が一気に広がりました。

私は、若手社員が「自分の力で会社を動かしている」と実感できるステージをつくりたいと考えています。そのためには、彼らが武器として使えるパッケージを増やすことが重要です。経験や年次に関係なく、誰もが戦える“共通の武器”を持つことが、組織の強さにつながります。

Q-PASSに続く第2、第3のパッケージを開発し、「言われたことをやる下請け」から「自社プラットフォームを提供するパートナー」へ。この転換を本気で進めていきます。

さらに、ファンクラブの運営・管理、ファンマーケティングなど、当社の強みを横展開した新サービスも着々と進行しています。これらはすべて、コプログループが掲げる「マーケストレーション」を実現するための“武器”となり、事業の可能性を大きく広げていくものです。

AIとロジスティクスの両輪で、会社をもう一段強くする

AIは、単なる効率化のためのツールではありません。私はむしろ、「事業の形そのものを変えてしまう力」だと捉えています。

これまでのように、ITエンジニアは「プログラムが書けます」というスキルだけでは、もう通用しなくなる時代が来ています。技術者も組織も、AIを前提にした働き方へと変わらなければなりません。

そのため当社では、各本部の業務プロセスをAIで再設計し、提案ノウハウをAIで蓄積・管理し、AIによるプログラム生成や企画立案を高速で行える体制づくりを進めています。

AIを使いこなすことで、私たちの事業はこれまでとはまったく違うスピードと精度で進化していきます。

一方で、ロジスティクス事業は当社の売上比率でも最大の領域です。ECの定着や推し活市場の拡大により、物流の需要は今後も確実に伸び続けます。

ロジスティクスは「リアルな物を届ける仕事」です。だからこそ、AIがどれだけ進化してもなくなることはありません。さらに、ファンロジスティクス、展示会の備品管理、商材配送など、“人が集まる場”に紐づくロジスティクスは、当社の強みと完全に一致しています。

AIによって事業の形が変わる一方で、ロジスティクスは確実に伸びる。この両輪を同時に強化することで、コプロシステムは次の成長ステージへ進んでいきます。

4つの柱を同時に進め、マーケストレーションを体現する

品質を守り抜きながら、新しいサービスを生み出し、AIで事業の形を変え、ロジスティクスで確かな成長をつかむ。この4つを同時に進めることで、私たちはコプログループが掲げる「マーケストレーション」を実現し、クライアントの成長を本気で支える企業へと進化していきます。

時代は大きく変わり続けています。その変化をただ眺めるのではなく、自らの事業を変革し続け、クライアントと社会に新しい価値を届けていく。そのための準備を、私たちは今まさに全力で進めています。

今年度は、これまで積み上げてきた基盤をさらに強化し、次の成長に向けた取り組みを本格的に加速させます。コプロシステムは、変化を恐れず、挑戦を止めず、未来に向けて確かな一歩を踏み出していきます。

代表取締役社長 金田浩邦