こんにちは。取締役常務執行役員の金田雄一と申します。
お客様と最初に向き合う当社の営業担当者は、課題や要望をいち早く受け取る立場にあります。その一つひとつの声をどのように受け止め、社内の専門チームへつなぎ、最適な形にしてお返しするのか。その姿勢が、コプロシステムの価値を大きく左右します。
今回のブログでは、営業本部の考え方や日々の取り組み、そして私たちが目指す姿についてお伝えします。
お客様の「もう一つの事業部」として価値を生む
私たちコプロシステムが営業活動において最も大切にしているのは、お客様と長期的なパートナーシップを築くことです。
一般的に、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)やシステム開発の世界では、依頼されたタスクを正確にこなす「受託型」の姿勢が求められることが少なくありません。しかし、私たちはそこから一歩踏み込み、お客様自身もまだ気づいていない潜在的な課題を見つけ出し、解決策を提示することも私たちの担うべき役割だと考えています。
言葉を選ばずに言えば、お客様の組織図の中にある、一つの「開発部門」であり、「発送部門」であり、「キャンペーン事務局」である。そんなお客様の「一事業部」として伴走する感覚を普段から大切にしています。
専門性を束ね、現場を知るワンストップの強み
コプロシステムの特徴は、システム開発、キャンペーンやファンクラブ等のオペレーション支援、物流、デザイン、デジタルマーケティング支援といった非常に幅広い事業領域を自社でカバーしている点にあります。

ただし、ただ取り扱う領域が広いというだけでは、そのままお客様への提供価値になるわけではありません。部署間の縦割りをなくし、定期的に情報交換会を実施するなどして、成功事例だけでなく失敗や直面したリスクまでも共有しています。それにより、営業担当者は各部門からの知見を吸収しながら、「別の案件で活用した技術が、今、目の前にいるお客様の課題解決にも役立つのではないか」 という発想を生み出せる環境を整えています。
加えて、例えば営業担当者は定期的にFFC(フルフィルメントセンター/埼玉にある物流拠点)に足を運び、梱包や発送業務を実際に体験します。 「この形の商品なら、どのような梱包が最も効率的で安全か」。 ロジスティクスには高い専門性が求められますが、営業が「現場の手触り感」を持つことは、お客様に大きな安心感を与えると考えるからです。多領域の知見を持つことは、簡単なことではありません。けれど、「内側(現場)を知らなければ、外には売れない」と私自身は考えています。
お客様から見れば窓口は一人の営業担当者ですが、その背後には専門知識を持つ全社のチームが控えています。デザインからシステム構築、物品の発送までをワンストップで、しかも高い専門性を持って対応できる。この総合力が、お客様の管理コスト削減とリスク低減に直結します。
さらに、運用まで一貫して自社で行うことで、現場の実態を踏まえた、実効性の高い提案を可能にしています。

現場力が試された緊急発送プロジェクト
自社内に現場を持つ点が私たちの独自の強みですが、その現場力が最も試された事例の一つに、コロナ禍におけるマスクの大量発送案件があります。
あるクライアント企業様から、「ECモールのショップに溜まった7万件近い受注データを、1週間後から発送したい」という極めてタイトなご相談をいただきました。当時は国内でマスクが不足し、一刻も早い配送が求められていました。
通常、これほどの短期間で大量の発送ラインを構築するのは困難です。しかし、私たちは以下の3点を同時に動かすことで、このご要望にお応えしました。
- 迅速なシステム構築: ECモールと倉庫管理システムをAPI連携させ、膨大な受注データを自動で取り込む仕組みを即座に構築しました。
- 現場の知識と信頼関係: 私自身が倉庫現場を3年間経験していたため、物流の特性を理解しており、現場スタッフとも強固な信頼関係がありました。その結果、無理なスケジュールにも現場が一体となって応えてくれました。
- 柔軟な対応: API連携が完了するまでの間は、手動でのデータ抽出・アップロードを行い、発送を止めない体制を維持しました。
この結果、クライアント様は大きな成果を上げられ、その後一度は自社配送に切り替えられたものの、「あの時のスピードと対応力が忘れられない」と、再び当社をパートナーとして選んでくださるに至っています。
「好き」が熱量を生み、提案の質を変える
現在、営業本部では若手メンバーが中心となってチームを牽引しています。彼らに伝えているのは、「自分が心から面白い、魅力的だと思うことに熱量を持とう」ということです。

例えば、プロサッカーチームの案件に携わるメンバーは、自らスタジアムに足を運び、ファンの視点を体感します。アイドルやアニメなどに熱中しているメンバーは、その世界観への理解を提案に活かしています。
なぜこれが重要なのか。それは、心から良いと思っているものを提案する時の熱量は、必ず相手に伝わるからです。
「この施策は絶対にファンに喜ばれます」 と確信を持って語る営業の言葉には、データ以上の説得力があるでしょう。若手ならではの柔軟な発想と、現場で培った堅実な実行力の両輪で、コプロシステムの次世代の提案力を磨いていきます。
私たちは、お客様から「コプロさんに相談して良かった」と言っていただける瞬間を、何よりも大切にしています。それは単に「仕事を完遂した」という安堵感ではなく、お客様と同じ景色を見ながら、共に壁を乗り越えたという連帯感から生まれる喜びです。
現在はさらに踏み込み、企画の最上流からお客様に伴走し、ビジネスそのものを成功に導くための組織変革を進めています。「こんなことはできないか」 「今の運用に限界を感じている」 といった漠然としたお悩みでも構いません。まずは私たちに、その想いをお聞かせください。
コプロシステムは、お客様の熱意に応える情熱と、それを支える現場力で、貴社のビジネスに確かな付加価値を提供し続けます。