2026.02.19 | 役員ブログ 安心して働ける環境が、人を育てる~コプロシステムの人財戦略~

こんにちは。取締役の野口と申します。

コプロシステムの創業メンバーとして参画し、気づけば25年以上が経ちました。会社の規模も働き方も大きく変わりましたが、私の中でずっと変わらない願いがあります。

「社員が安心して働ける会社でありたい」

その想いを形にするために、2025年から人財戦略ディビジョンが本格的に動き始めました。今回は、私が人財戦略に向き合う理由と、今取り組んでいること、そしてこれからつくっていきたい未来についてご紹介します。

創業期からの変化と、安心して働ける会社への想い

私は長く営業畑を歩んできましたが、2024年に「人材戦略を本格的に進めよう」という話が持ち上がり、その担当に任命されました。新たな領域へのチャレンジとなり最初は戸惑いもありましたが、長く会社を見てきたからこそ、今のコプロシステムに必要なことがあると感じていたのも事実です。

創業当初のコプロシステムは、まさにベンチャーそのもの。
仕事は次々に舞い込み、「口を開けていれば仕事が降ってくる」というような時代でした。「何時にメールを送っても返信がきますね。会社に住んでいるんですか?」と、お客さまに言われたこともあります。育成や制度づくりにまで手が回らず、人の頑張りに頼る働き方が当たり前でした。

しかし会社が成長し、仲間が増えるにつれ、このままでは限界が来ると感じる場面が増えていきました。そこで、採用フローや労務制度、有給休暇取得の仕組みなど、社員が安心して働ける環境づくりに少しずつ取り組んできました。

「社員が安心して働ける会社でありたい」
この想いこそが、私たちの制度づくりの原点です。

人財戦略ディビジョンの立ち上げと、安心につながる取り組み

2024年、創業25周年を迎えたタイミングでコプログループの掲げたスローガンが、「変わり続けるを、続けよう」 です。この言葉を実現するために、2025年には横断型組織として「人財戦略ディビジョン」が立ち上がりました。“人材”ではなく“人財”。社員は会社の財産であるという思いを込めています。

そして私たちが取り組んでいるテーマは、大きく6つです。

組織体制
人財体制
教育・研修
評価・報酬
コミュニケーション改革
働き方改革

どれも単独で完結するものではなく、すべてがつながっています。一つ進めると次の課題が見えてくる。そんな状況ですが、確実に前へ進んでいます。

ここからは、「安心して働ける会社づくり」という軸で、現在進行中の取り組みの一部をご紹介します。

● 新入社員研修の再構築

入社のタイミングや階層ごとにバラつきがあった研修内容を見直し、新卒採用、キャリア採用、そして国籍を問わず、全員が会社についての基礎知識を学べるように整備しました。
まずは会社を知ること。それが安心して働ける環境の第一歩だと考えています。

● 健康増進の取り組み

安心して働ける環境には、心身の健康が欠かせません。そのため、健康診断やストレスチェック、産業医相談などの制度を整え、社員が無理なく働けるようにサポートしています。

● コミュニケーションの強化

拠点や国籍を越えてつながれるよう、“気軽に話せる空気”を取り戻す取り組みを少しずつ始めています。部活動の支援のほか、地方拠点には役員が定期的に訪問するなどして、「顔を合わせる安心」を大切にしています。

こうした取り組みは、働き方改革とも密接につながっており、社員一人ひとりが長く安心して働ける会社を目指すうえで欠かせない要素だと考えています。

無理なく挑戦できる環境でこそ、人が育つ

コロナ禍を経て、コプロシステム本社でもリモートワークが中心となり、働き方は大きく変わりました。Zoomのおかげで、地方のメンバーとはむしろ顔を合わせて会話しやすくなりました。一方で、本社オフィスでは立ち話が減り、ちょっとした相談がしづらくなってしまったことに気づきました。

立ち話には、気軽さや温度感、偶然の気づきなどがあり、仕事の質にも影響していたのだと実感しています。だからこそ、オンラインと対面のバランスを整え、自然に声をかけ合える環境を大切にしたいと考えています。

コプロシステムには、さまざまな働き方の社員がいます。挑戦したい人もいれば、家庭の事情で働き方に制約がある人もいます。やりたい人にはどんどん任せる。でも、環境が許さない人には無理をさせない。その“ちょうどよいバランス”が大切だと思っています。たとえ制度が整っていても、社員が遠慮してしまっては意味がありません。必要な時に利用できる雰囲気をつくることが、安心して働ける会社には欠かせません。

実際に育休を取得した社員が戻ってきて活躍している姿を見ると、「制度を使っても大丈夫」という安心感が社内に広がっていると感じます。こうした空気感こそが、長く働ける会社の土台になるのだと思います。

また、若手社員にとっては、「裁量を持って挑戦できる」、でも「背伸びしすぎず成長できる」。そんな“ちょうどよいやりがい”がある環境だとも感じています。ベンチャーのスピード感や裁量と、組織としての安定感。その両方があるからこそ、社員一人ひとりが自分らしく働けるのだと思います。

人財戦略ディビジョンの取り組みは、まだ始まったばかりです。やるべきことはたくさんありますが、一つ進めるたびに新しい可能性が見えてきます。社員一人ひとりが成長し、安心して働ける会社でありたい。その積み重ねが、コプロシステムの未来をつくる。そう信じています。

これからも誠実に、 “変わり続けること”を、続けてまいります。

取締役  野口 ひろ子