2020/09/18

第5回:ECにおけるSNSの活用法

図1.png

 こんにちは。

 コプロシステムの斉藤です。

 
 今回はEC事業におけるSNSを使った集客やブランディングについて解説させていただきます。
 
 ECにおいてSNSは現在非常に重要なツールの一つとなっており、上手く活用することで効果的な集客や認知度の拡大をさせることができます。
 
 

EC事業者がSNSを活用するメリット

GettyImages-1169571874.jpg
 
企業から能動的な情報発信が可能 
 
 SNSを利用することによって、これまで自社ECサイトを訪問したユーザーのみにしか伝えることができなかった情報を、幅広く伝えることが可能になります。SNSの特徴として高い拡散能力がありますが、投稿が人気になる(バズる)、もしくはインフルエンサーなどの拡散力の高い人物に取り上げてもらうことにより、一気に大勢の人に自社商品やブランドを認知してもらうことも可能です。
 また、最近ではGoogleなどのポータルサイトで検索するよりもSNS上で検索するといった流れが若い世代を中心に進んでいます。SNS上で情報を発信しているとそういった検索にも引っかかりやすくなり、認知を獲得することができます。
 
 
ブランドに対するファンを増やすことができる
 
 SNSでは基本的に消費者と直接コミュニケーションをとることができるので、高いロイヤリティの顧客を育成するのに非常に有効です。ブランドのファンとなってくれた顧客は、自らブランドに対して好意的な投稿を行ったり、新規の顧客を連れてきてくれるなど、もたらす恩恵が非常に大きいです。
 自社製品が写っている写真とハッシュタグで投稿したら○○プレゼント!のようなキャンペーンをSNS上で実施している企業もたくさんあり、投稿の拡散効果による認知拡大とファン獲得を一気に行うこともできます。
 
 コプロシステムでもサポートしています!SNSキャンペーンの詳細はこちら!⇒「「SNSキャンペーン」の特徴と実施のコツ」
 
 
SNS上で広告を出稿することができる。
 
 SNS上ではただ自らのアカウントで情報を発信するだけではなく、ターゲットを絞って広告を出稿することができます。
 SNSの広告はタイムラインの間に表示されるインフィード広告が主流で、ユーザーの認知が得やすいのも特徴ですので、広告から直接購入まで促すことも可能です。
特にTwitter広告はリツイートによって広告自体が拡散される可能性もあり投資以上の効果が期待できることもあります。
 広告の種類やメインユーザー層については各種SNSによって特徴がありますので商品やブランドにあったものを選択することをおすすめします。
 
 
 

SNS運用時に気を付けること

GettyImages-636812716.jpg
 
 SNS運用は定期的な投稿を続けていくことが非常に重要ですが、投稿する内容によっては効果が薄い、もしくは逆効果になってしまうこともあります。
 ここでは、投稿を中心に気を付けるべきポイントや陥りがちなポイントについて解説します。
 
 
明らかに売り込み要素が強い投稿は避ける
 
 SNSのタイムラインは基本的フォローしている友人や知人、有名人の投稿が掲載されるはプライベートな空間です。その中で明らかに売り込みといった投稿があったらどうでしょうか?おそらく多くのユーザーからは敬遠され、集客などにはつながらないでしょう。SNS上ではその商品やブランドのコンセプトやイメージや、利用シーンなどの写真や動画を使った投稿が効果的とされています。特にインスタグラムでは画像を中心とした投稿によって商品やブランドのコンセプトやイメージなどを強く訴えかけることができ、ユーザーのファン化を促進します。
 
 
ただのお知らせ掲示板にしない
 
 SNSを運用して少し経つと、投稿するネタがだんだんと無くなってきてしまい、「新商品が発売されました」や、実店舗の営業時間に関する情報など、ただのお知らせ掲示板のような投稿になっていってしまうことがあります。
 SNSはユーザー同士の交流を目的としたプラットフォームですので、一方的な事務連絡だけではユーザーは離れていってしまいます。①のような商品の紹介のほかにも、商品やブランドに関する豆知識やコラム、意外な利用法など思わずユーザーが見たい、誰かに伝えたいと思えるような投稿を心がけるようにしましょう。
 
 
炎上には細心の注意を払う
 
 SNS上では、簡単に投稿ができるが故に炎上のリスクがゼロではありません。
 故意ではなくとも失言などはあっという間に拡散され、投稿を消したとしても、一度投稿されたものはSNS上に残り続けてしまします。炎上は企業やブランドの信用を一気に失ってしますこともありますので、投稿の際には細心の注意を払うことが必要です。
 
 
 
 以上のようにSNSを利用することは、大きなメリットもたくさんある一方で、媒体に合わせて投稿のコンテンツを考えたり、炎上対策をしたりなど、運用にもかなり手間がかかります。また、SNSを始めたからといってすぐに効果が出るのは稀で、有益なコンテンツを定期的に投稿していきジワジワとファンを増やしていくものになりますので、長期的な視点も必要になってきます。
 
 ただ、スマートフォンがこれだけ普及している中、ブランドのイメージや世界観をこれだけダイレクトに伝えることができるSNSは、今後のECにとって「必要不可欠なツール」になっていると思います。
SNSをうまく活用して、あなたのEC事業をさらに飛躍させていきましょう!
 
 最後までお読みいただきありがとうございました。
 
(ECソリューショングループ 斉藤諒馬)