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私たちが取り組んでいること

経営者としての「オン」と「オフ」

2021.09.27 金田の見つめる先

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 これまで、コプログループのビジネスについて、さまざまな角度からお話ししてきました。
 
 今回は閑話休題、ビジネスから離れて私自身について、私のオフの過ごし方について、お話ししてみたいと思います。
 
 

プレーヤーから経営者になって

 と言っても、正直なところ、これまで「オン」と「オフ」を明確に切り分けたような生活をしてきたわけではありません。20代から今まで、仕事のことを考えていなかった日がなかったのではないかとさえ思います。
 
 20代から30代は、趣味が仕事と公言していたくらい、24時間365日仕事をしていました。束の間の休みはとにかく身体を休めようと寝ていたと思います。もっと遊んでいたらよかったのでは?他にやりたいことはなかったのですか?と聞かれましたが、仕事が充実しており、実際それがとても楽しかったのです。
 
 それより前の大学時代には、勉学はもちろんビジネスの世界にも足を踏み入れる傍ら、登山部を作って夏は登山、冬には競技スキーに勤しんでいました。身体を酷使するようなスポーツでしたので、社会人になり状況はガラッと変わりましたが、振り返っても仕事に明け暮れた日々に後悔はなく、苦でもありませんでした。
 
 40代になり、コプロシステムを創業しました。
 現場のプレーヤーから経営者へと立場が変わっていく中で、オフの在り方が変わってきたように思います。プレーヤーとして実務を中心にやっていた時期でしたが、経営者として、現場は他のメンバーに任せ、現場へ示唆を与える立場になることが大事だと考えるようになりました。
 
 会社を成長させるには、自分の考えだけではなく、いろいろな方の知恵やアイデアを取り入れることが大事です。そう意識するようになり、さまざまな経営者の方とお会いするようになったのです。
 
 その頃ご相談した方に「ゴルフ」を教わりました。それまで飲めなかった「お酒」も嗜むようになりました。この頃から、仕事以外の「オフ」という時間ができてきたように思います。
 
 

会社から離れた場所で“楽しむ”

 ゴルフやお酒を通して、経営者の先輩方をはじめ、たくさんのビジネスパーソンとお会いし、休日をご一緒させていただくことが増えました。ビジネスの場から少し離れたお付き合いの中からビジネスのヒントをたくさんいただくようになり、会社という場から離れる大切さを感じるようになったのはしばらくしてからです。
 
 ある意味「仕事」と考えて始めたゴルフとお酒でしたので、当初は仕事を意識するあまり、失礼があってはいけないと緊張することが多かったように思います。我流で始めたゴルフもプロにレッスンを受けたりして、頑張っていました。
 
 こうしたビジネスから離れた出会いの中から、時にビジネスパートナーとして長くお付き合いが続くこともあり、だんだんと肩の力が抜け、打ち解けていく過程で、ともに過ごすこの瞬間を「一緒に楽しむ」ことの大事さに気づかされます。
 
 「一緒に楽しむ」ことを意識すると、自然とゴルフやお酒そのものを楽しめるようになりました。
 
 50代になってからは、これも仕事が始まりですが、「登山」もまた始めました。大学時代に没頭していた登山に再びチャレンジする機会を得て、改めて汗をかいて身体を動かすことが私にとっての最大の気持ちの切り替えになるということに気づきました。山登りはきついですが、自分の身体の声を感じつつ、自分に向き合う時間になっています。
 
 山登りは年に数回ですが、運動することは昔から好きですので、最近は休みというと身体を鍛える時間に充てています。自分の身体を維持して年齢に負けないでいたいですね。
 
 

ビジネスのつながりからも広がる世界

 もともと温泉が好きでよくいくのですが、特に恩師のいる「別府」という地の面白さを感じています。恩師が温泉マスター、温泉名人で、温泉協会の理事もやっていることから温泉にまつわるあれこれを教えていただいています。
 
 別府には日本の源泉の多くがあるのをご存知でしょうか?しかも複数の源泉から湧き出ていて、温泉毎に泉質がまるで違うこともあるため、泉質の違いを楽しむ温泉巡りツアーもあるのです。
 何度か通ううちに、その地のことを理解することで、それが楽しみにもなっています。
 
 最近では「馬」にも注目しています。乗馬です。これも仕事のつながりで出会った方から、ビジネスだけでなく、業界にまつわる様々なお話を聞き、私自身もだんだんと馬に愛着を感じるようになっているところです。
 
 馬は、人間よりも体温が高く、草食動物だから臭くなく、毛並みも良い。小学校1年生くらいの知能を持っていて、一度会うと覚えていてくれるので、とてもかわいく感じると同時に、非常に奥が深い馬の世界で何か新しいことを始められないかなと考えながら自分も馬に乗っています。
 
 

経営者として大事にする時間

 ゴルフや登山、温泉や乗馬のように大きく環境を変えてオフを楽しむことはそう頻繁にとはいきませんが、最近では完全なオフという時間はなくとも、その瞬間瞬間に気持ちのオン・オフをできるようになったと感じています。
 
 経営者として、さまざまなことを考えていくうえでは、机に向かってうなりながら1つのアイデアを練るのではなく、必要な時に必要なアイデアがぽんぽん浮かんでくることが理想です。
 
 温泉につかっているとき、山頂できれいな景色を見たとき、自然の中で風を感じながらゴルフをしているとき、馬に乗っていつもと違う目線になったとき、リラックスして仕事のことを忘れたその瞬間にふと思いつくことが新たなアイデアの種になることもあり、そういった時間をこれからも大事にしたいと思います。
 
 
(代表取締役社長 金田浩邦)
 

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