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私たちが取り組んでいること

人の集まり方の変化について

2020.06.26 金田の見つめる先

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オンライン で人が集まる時代

 新型コロナウィルスの影響で、在宅勤務が一般的になり、「密」を避ける傾向が強まっている昨今、ビジネスシーンにおいてもオンラインミーティングなど、非対面型のコミュニケーションが主流となってきています。当社においてもオンライン会議ツールの活用が急激に進み、会議はほぼすべてオンラインで実施するようになりました。
 
 「人が実際に集まらなくても良い」という風に、リアルとオンラインの融合がこれからの考え方の主流になっていくことが考えられます。この先、人の集まり方が変わっていくであろうと、恐らく多くの方々が感じているのではないでしょうか。
 
 私たちはマーケティングを生業としている会社として、「人の集まるところを管理・運営する」というのが一番得意なことであると自認しています。具体的には、展示会の入場者管理などに代表されるように、リアルな場に人が集まるシーンの管理・運営だけに留まらず、例えばファンクラブにおける会員情報の管理など、これまでオンラインでの人の集いを管理・運営することに関しても、実績を重ねてきています。
 
 更に、私たちが提供しているイベント来場者管理ソリューションQ-PASS(キューパス)でも、既にオンラインの人の集まりについて管理・運営できるように開発を進め、機能の追加を進行しています。そしてQ-PASSを筆頭に、当社では現在オンラインでのセミナーやイベント開催をサポートさせていただける体制を整えています。
 
 

インフラとノウハウの提供に向けて

 
 一方で、オンラインでセミナーなどを行う際の難しい点は、やはりリアルでのセミナーに比べ、声の大きさ・しぐさ・表情などの伝達力が下がってしまうことで、細かい部分が伝わらないことがあげられるかと思います。
 
 これらの問題は、オンラインなりに「ノウハウ」を蓄積していかないと厳しい部分です。世の中では、自分たちで映像を撮ってオンラインでのセミナーをやってみたりということも増えていますが、こういった問題点から、今後はここもプロがやるようになっていくのではないかと感じています。
 
 Q-PASSは、オンライン研修の実施プラットフォームとしてもご利用頂けますが、研修主催者から参加者への一方通行だけではなく、今後参加側からのレスポンス含め双方向で研修を実施出来るような仕組みを近々実装する予定です。例えば、広い空間に多くの参加者がいる中、実際に一人一人がどのセクションでどんな反応をしたのかを見ることは難しいですが、オンラインでならこれが出来る可能性があります。
 
 そして何より、私たちは「コンテンツ」側へも大きな意味を感じています。実施のサポートに留まらず、実際にバーチャルで訴求していく内容・コンテンツをどうやって作っていくかについてもノウハウをためていこうと考えているのです。
 
 インターネット普及の時もそうだったように、最初はインフラが世の中に必要とされます。そのうちその仕組みが普遍化していき、人々の関心はコンテンツに移っていくというのは前例もある事実です。こういった部分からも「中身はなにか」が大事になっていくと考えています。その取り組みへの第一歩としているのが、以下オンラインセミナーです。
詳しく見たい方はこちら!:オンラインセミナーを開催するならイベント管理システム「Q-PASS」
 
 オンラインのインフラを提供しつつ、そこに流すコンテンツのノウハウも提供できるという、「インフラ+ノウハウ」という部分で付加価値を高めることが重要なのです。「商品紹介するのにどんなコンテンツをつくる?」「双方向でやる場合はどのようなセミナーをする?」という皆さまのお悩みへも答えていく。そこまで含めてコプロシステムのビジネス領域として拡大していきたいと考えています。
 
 人が集まるところの管理・運営をする我々として、マーケティングのプラットフォームのインフラを考えた時、これからの「人が集まるところをどうコーディネートしていくか」ということを考えていくべきで、ニーズはあると思っています。これまで私たちが提供してきた価値はマーケティングの分野が主流でしたが、あらゆることのオンライン化が進むと、「オンラインでの人の集いを管理・運営する」ことに、ITのインフラを使うメリットも更に大きくなっていくと感じています。コロナ禍の中でも、これまでお話ししたような発想を持っていくと、逆にビジネス領域を広げていくことも出来ると思うのです。
 
 

教育・人事への広がり

 オンラインでの人の集いを管理・運営する力を広げていけると、グローバルな教育の場をつくっていくこともできるようになります。そしてそれは、今当社で拡大しているミャンマー人向けコミュニティ内でも実際に考えている構想です。
 
 また、今後は人材関係で人が集まる場の管理もできるようになっていくと思っています。これに関してはすでに実績もあり、新しく事業領域を広げられる時代になったと感じています。
 
 序盤で述べた「ノウハウ」の蓄積としては、当社内での「入社時研修」を題材として動き始めています。現状コプロシステムでは、新たな従業員が入ってくるたびに、人事の担当者がその日一日つきっきりで研修を行っていますが、これをまとめてコンテンツにできれば一気に効率化出来るということを、既に実証しています。
 
 

マーケティングサポートの領域拡大

 市場として考えても、リアルからオンラインへのシフトは強制的に起こっていきます。もちろんこれは、これまでお話しした領域に限った話ではありません。
 
 そしてそのような時流の中、様々な企業がオンライン化の取り組みを強化せざるを得なくなるため、私たちがそのような企業をサポートしていけたらと思うのです。こういった思いから、私たちはマーケティング会社としてのノウハウをつかってコンテンツ制作まで領域拡大をしていきます。
 
 また、今後「マーケティング」というものの範囲が更に広くなっていくことが考えられます。例えば先に述べた人事関連であれば、「採用活動」も含めて企業のマーケティングになっていくとも考えられるのです。
 
「人が集まるところの管理運営」という広がり続ける領域の中で、私たちも新たな挑戦を続けていきます。
 
(代表取締役社長 金田 浩邦)
 
 
➡"働き方の変化"についてのブログはこちら!:コロナウイルス感染拡大を受け、経営者として今思うこと【後編】

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