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私たちが取り組んでいること

フルフィルメントセンターの歴史とその役割

2021.12.23 コプロの取り組み

 こんにちは。第1フルフィルメントセンター・センター長の吉村です。

 

 今回は、1998年10月の会社設立以来、様々な経験をさせていただき成長し続けている、コプロシステムの物流拠点「フルフィルメントセンター(FFC)」についてご紹介します。

 FFCでは、オペレーション担当・発送担当がひとつとなり密接に連携しながら、より強く、より大きく成長することを目指しており、会社設立時からの軸である「データベース・マーケティング」を立脚点に、システム化された物流を通じて各種販促施策のアウトソーシング部分においてコプロシステムならではのさまざまな付加価値を付けた「真のワンストップサービス」を提供しています。

 

 

徐々に拡大する物流拠点

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 以前のブログでもご紹介していますが、コプロシステムの倉庫設備はマンションの一室から始まりました。

コプロシステム・これまでストーリー ~倉庫・物流業務のはじまり~はこちらから

 

 その後、オフィスの移転に伴い、旧オフィスを配送センターとすることを皮切りに、2000年には埼玉県八潮市に移転しフルフィルメントセンターへと名称変更、その後の新規開設・集約・移転を経て、徐々に拡大し、現在は、第1FFCでコプロシステムの業務を、第2FFCはグループ会社のコマースバリューの業務を中心に対応しています。

 

 第1FFCは、2016年11月に新設されてから丸5年が経過しました。初めて見学した際には、その広さとキレイさに圧倒されたことを今でも覚えています。2階建て286坪(1フロア143坪)の浮塚センターから、3階建て1,225坪(1フロア408坪)の倉庫への移転でした。2018年には第1FFCを「倉庫業1類倉庫」として登録し、更にお客様に安心してご利用いただける拠点へと前進しました。

 当初は4倍以上の広さの倉庫に移転したこともありだいぶスッキリしていましたが、今では営業担当者の努力もありお取引いただけるお客様も増え、この1~2年くらいは倉庫に収まりきらないくらいの発送保管業務のお話をたくさんいただいております。とてもありがたい状況です。

 

 

拡大する対応領域

 2020年4月には、第1FFCと道路を挟み隣接するこれ以上ない場所に第2FFCを新設しました。グループ会社であるコマースバリューと倉庫スペースをシェアリングしています。

 コマースバリューは、EC事業者様に、マーケティングからEC物流までをトータルサポートすることを目的に、2017年1月に設立した会社です。倉庫シェアしていることで、コマースバリューがもつEC事業者様向けのソリューションを間近で見ることができ、コプロシステムが元々持っていたプロモーション領域のソリューションに、EC領域のソリューションをプラスしたご提案をお客様にできるようになりました。また、お客様からご相談いただく業務領域の幅も広げられたと感じています。

 

 2021年8月には、本社(品川区東五反田)にあったテレコムセンターが第1FFC内に移転し、更なるフルフィルメント機能が追加されました。

 

 

フルフィルメントセンターの業務

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 拡大の一途をたどるFFCですが、どんな業務に対応しているのかご紹介します。

 

 第2FFCについては、先ほどコマースバリューのEC物流を中心に対応しているとお伝えしました。

 

 第1FFCについては「プロモーション領域」とお話ししましたが、具体的には「キャンペーン賞品や予約新商品の大量スポット発送」「資料請求やサンプリングなどの継続的な発送代行」「イベント等プロモーション資材管理・発送・返送対応」といった案件がメインとなります。

 これまでも、ゲームソフト発送、ファンクラブの会員証やご案内の発送、美容商品のサンプリング発送、カタログやパンフレットの発送など様々な商材を扱わせていただきました。時に数万件を超える梱包・発送をしたり、継続的に複雑な梱包パターンにも対応しています。

 詳細は発送代行をご紹介するページがございますので、そちらもぜひご覧ください。

 

 

フルフィルメントセンターの対応体制

 そんな業務に日々対応するFFCには、コプロシステム PRO²本部に所属する3グループ、社員・パート・アルバイト合わせて33名が在籍しています。(それ以外に繁忙期には派遣の方々にもご協力いただいています。)※PRO²とは、PROmotion PROcessorの略であり、販売促進活動の加工・処理する人を指します。

 

 主に案件の進行管理業務を担当するプロモーションサポートグループは、お客様とのやり取りも直接行い、本社に所属する営業本部・技術本部と連携し、FFCの現場で業務を進行します。お客様が、その思いや気持ちを形に変えたものを、お客様のお客様へお届けするための様々な業務にあたっています。

 テレコムセンターを運営・進行するカスタマーコミュニケーショングループはお客様に代わり、お客様のお客様とコミュニケーションを図ります。お客様の思いや気持ちを、お客様のお客様へ直接伝える役割を担っています。

 センター統括グループは、FFCをまとめ、ルールの策定や改善活動を行い、その先の未来を創造します。円滑な運営を目指し必要な協力会社との関係構築や情報収集、セキュリティの確保など、品質・安全性の向上を追求し、お客様に安心してご利用いただけるFFCへと進化させる大切な役割を担っています。また、FFCで働く全ての従業員が働きやすいと思える環境を構築・維持する役割も担っています。

 

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 メンバーは全体で女性22名、男性11名と女性の多いにぎやかな職場です。また20代前半の若い世代から、20年以上勤務されている50代の経験豊富なベテラン世代まで、幅広い世代で一緒に働いています。

 全体的には「他者を気遣い誠実で責任感のある人」「穏やかで安定した人」が多く、助け合うことが当たり前にできる人々が集まっており、とても働きやすい環境にあるのではないかと思います。

 

 

コロナ禍でも安定して倉庫・物流業務を運営するために

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 新型コロナウイルス感染症が拡大し、テレワークが広がりましたが、FFCでは実際にモノを取り扱う業務が多いため、メンバーには出社をお願いしてまいりました。

 出社で業務にあたる皆さんが、少しでも安心して働けるよう、非接触型サーモグラフィカメラや飛沫防止シート/パーテーション、消毒用アルコール、サーキュレーター、空気清浄機を導入・増設しました。また、万が一に備え、PCR検査キットも常備しています。

 もちろん設備だけでなく、従業員一人一人に、マスク着用、非接触型サーモグラフィカメラによる検温、健康チェックシートによる出社時の体温・味覚・臭覚チェック、定期的な換気、マスクなしでのコミュニケーション禁止や黙食、こまめな消毒手洗いを徹底してもらっています。FFCに出入りするお客様や業者様へもマスク着用や検温実施をお願いしております。

 

 また、コプロシステム全体での話となりますが、接種を希望する従業員が気兼ねなくワクチン接種ができるよう、特別有給休暇制度を設け、ワクチン接種日は特別有給半日休暇の取得が可能、副反応が出た場合は申告により特別有給休暇の取得が可能となっています。

 

 

人とのつながりの中で一人一人が成長し、長く働きたいと思える環境を

 FFCは、お客様や社内の他部署、現場の各所で「人」とのつながりがとても大切な現場です。人を信頼し、協力しながらひとつの業務を進めていき、一人一人が倉庫・物流のプロフェッショナルとしてサービスを考え、実行し、経験を積むことで成長していきます。それが引いては全体の経験値となり、コプロシステムとして提供するサービスに磨きをかけていくことになります。

 常にエンドユーザー様に近いところでの業務であることや、発送件数の多さ、多数の案件をご用命いただくことでプレッシャーを感じることもありますが、お客様やお客様のお客様に近い分、その喜びを直接感じ取ることができ、案件や件数が多い分たくさんの方々のお役に立てていることを実感できます。そんなFFCで働けることを、私は誇りに思っています。

 

 これからも、世の中の情勢やお客様のニーズに合わせた倉庫環境の整備、管理システムの構築やオートメーション化を推進し、サービス品質の向上を目指します。従業員ひとりひとりが、フルフィルメントセンターで長く働きたい、満足している、と感じられるように、対話を大切にし、働くことが楽しいと思える環境を構築していきたいと思っています。

 20年以上の豊富な経験と実績で、お客様の課題を、お客様と一緒に解決し、お客様とともに成長し続けてまいります。

 

(PRO²本部 センター統括グループ/第1フルフィルメントセンター・センター長 吉村 真利)

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