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私たちが取り組んでいること

コプロシステム・これまでストーリー ~倉庫・物流業務のはじまり~

2021.01.14 コプロの取り組み

 
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 こんにちは。事業推進本部マーケティングGの内藤です。
 
 コプロシステムは今年創業23年目を迎えます。
 マーケティングのBPO業務の請負からスタートし、倉庫業務、発送代行業務、キャンペーンの事務局代行業務と徐々にその業務を拡大し、今では、五反田の本社以外に、倉庫・発送代行業務の拠点である埼玉県八潮のFFC(フルフィルメントセンター)、入力及びシステムオペレーション業務の拠点である島根県・松江の松江OC(オペレーションセンター)と3か所で日々の業務を対応しています。昨年4月には、EC物流事業の拡大に伴い、第2FFCを開設しています。
 以前、コプロシステムの本社オフィスの変遷についてご紹介したことがありましたが、今回はコプロシステムのこれまでストーリーとして、倉庫・物流業務の立ち上がりをご紹介したいと思います。
 
コプロシステムのオフィス変遷についてはこちら⇒コプロシステム引っ越しストーリー ~コプロ拠点の昔と今~
 
 

マンションの一室で資料請求対応をスタート

 
 恵比寿で創業したコプロシステムですが、当初はとある情報誌のアンケートはがきの集計業務、及び資料請求処理を請け負っていました。
 継続して情報誌に挟み込まれているはがきの処理を行う中で、参画企業の資料自体の発送対応もできないか、とご相談いただいたのが、倉庫・物流業務のはじまりです。資料請求のはがきに参画している企業から資料(カタログやパンフレット)を預かり、請求者の希望した資料をピックアップし、まとめて発送する対応をしていました。
 
 ある時、とあるアーティストの対談ビデオの通販のお話をいただきました。5種類のビデオをファンの方々に送る。当時、恵比寿のマンションの一室をオフィスとして構えていましたが、商品を保管するスペースの確保のため、道路を一本隔てた向かいのマンションのー室を新しく借りて作業場、兼倉庫としました。これが、本格的に倉庫・物流業務へ参画するはじめの一歩となったわけです。嘘のような話ですが、当時は糸電話でコミュニケーションをとっていたりもしたそうです。
 
 この対談ビデオの倉庫・物流業務を担当していると、これまで気づくことのなかった購入者の意識、ファン心理に気づきます。まずは、購入本数。ファンの方は保管用もいれて同じものを3本買うのです。そして、一見問題のなさそうなきれいなビデオでも返品されることがある。何度かそういうことがあったので、当時、金田が交換をご希望されたご本人にヒアリングすると、交換の理由は「梱包ビニールのよれ」。そのよれも、検品などで問題ないと判断されるような小さなよれだったそうです。その時、私たちの扱うものは、受け取る人にとっては単なる物品ではなく、「本当に大切なもの=宝物」であるかもしれないということを認識したといいます。
 
 

倉庫の拡大

 
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 2000年には、埼玉県八潮市に倉庫拠点となるフルフィルメントセンター(FFC)を開設いたしました。
 キャラクターカードのイベント備品発送や、お菓子メーカーのキャンペーン賞品発送などを請け負い、徐々に業務が拡大していく中、倉庫も新規開設や再編を繰り返し、規模が大きくなりました。
 
 2016年にこれまでの倉庫や事業所を集約、移転し、個人情報の取り扱いに適したセキュリティ室、食品二次加工を行うクリーンルームなどを設置した新たなFFCを構えました。開設当時、担当してくださった倉庫会社の方から、真向かいの古い倉庫もいずれ建て直されると聞き、先を見据え、その時点で新築後の真向かいの倉庫も借りようと決めたそうです。
 それが、昨年ようやく実現しました。何社か候補があった中からコプロシステムが選ばれ、第2FFCとして貸していただけることになりました。
 
 新たに開設した第2FFCは、Eコマース専門の物流倉庫として、セキュアな環境と徹底した情報管理、空調管理された環境、各種免許・保険加入を兼ね備えており、物流オペレーション、店舗代行、専門実務(商品撮影、画像加工、カスタマー対応など)への対応が可能です。
 単発でのキャンペーン対応から、継続的なEC物流のサポートまで、さまざまな物流を支える倉庫へと拡大してきた当社の倉庫ですが、今後は、扱える商品の幅を広げることも念頭に、2つの倉庫で利益を最大化することが目標です。
 
 

これからの倉庫・物流業務、あるべき姿

 
 日々の業務に真摯に取り組んできた結果、さまざまな案件のご相談がいただけるようになり、そのご相談から当社の業務も拡大してきました。
 当時のメンバーが手探り状態から試行錯誤を重ねてきたなかで得た知見、ノウハウが今のコプロシステムを作っています。
 
 とある社員に話を聞いた際の印象的な言葉をご紹介します。
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倉庫という現場では、さまざまな工程を経て私たちのもとに商品が届き、最終的に「お客様」のもとへ商品が届けられる。
自分の前には誰かがいて、そして自分の後には誰かがいるのです。
それはどんな仕事でも全く同じで、どの仕事も「リレー」なのです。
次の人にバトンをきちんと渡さないと、良い結果は出ないのです。
とにかく、「次の人」に「気を配る」ことが重要だと思います。
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 目の前のものだけでなく、そのものを取り巻く環境に思いを馳せ、自らの手元からものが渡る先を想像し、丁寧に対応する。効率化や柔軟な対応など、物流業務に求められることは他にもありますが、ものの届く先を意識して丁寧に対応することは最も大事な姿勢なのではないかと思いました。
 
 全世界的にこれまでからの変化を求められる今、コプロシステムもまた新たなチャレンジのフェーズにいます。その中でも新しいことだけに目を向けるということではなく、これまで培ってきたノウハウや技術、経験の上に新たなチャレンジがあるということを忘れずに前進していきます。
 

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